今日は遍路転がしと呼ばれる難所の一つ、11番藤井寺から12番焼山寺までの行程。
朝7時
お宿イレブンを発つ。せっかく宿で休んで万全で挑もうと思っていたのに、あんまり寝られず、野宿でもあんま変わらんやんと思いながら山を登る。
健脚で5時間かかるらしい。正直荷物重くてキツくはあったが、アスファルトを眺めているよりは、ずっと楽しく歩けた。
たまにこのような綺麗な景色が見えることがある。いくつかのスポットで見える。非常に綺麗だった。もっと色々書きたかったのだが、いかんせん水も食べ物も不足していて登ることに必死だったため、あまり写真がなかった。さらに記憶も薄い。最終盤の登りが、坂が急で本当にきつかったことだけは覚えているんだけども、、、。
まぁ、なんやかんやの冒険を経て最終的に12時44分に焼山寺へ到着した。かかった時間は5時間18分である。
まぁ平均よりやや早いかどうか、というところである。
焼山寺で少し休憩したのち、13番へ向けて動き出した。実のところ、焼山寺から13番へ至る道は3通りある(遍路施設ドットコム様より引用)。
遍路施設ドットコムの管理人の方(とある歩き遍路様)はAルート推奨だったが、僕はどうしても神山温泉に興味があったので神山温泉に寄れるB、Cルートへ進むこととした。昨日の宿の管理人さんもかなり推してたため、行かざるを得なかった。
焼山寺から遍路みちにのり、杖杉庵のあたりまで進む。このあと、あえて遍路道の指示に従わず、グーグルマップに従い、車道を歩き続けると、国道43号線に合流できる。この43号線をひたすら下っていくと、こんな綺麗な景色の橋を渡ることになる。
この近くにはファミリーマートやスーパー(ショップかたやま21)があり、食料を調達した。藤井寺の朝ごはんのバターロール以外ラムネで凌いできたため、本当に助かった。それにわりかし安かった。
そのあと、ひたすらコンクリートを歩き、神山温泉に16時半頃ついた。旅館の写真撮り忘れた。
温泉入ってきたが、かなり良かった。オハダなんて気にしたことなかったが、ツヤツヤになった気がした。あと肩こりに非常に効いた。
1階が温泉で、2階は休憩所となっており、畳で寝っ転がれる。温泉のあとの畳は至高だった。
さて、現在は道の駅で野宿中である。寒いけどなんとかなるか?また明日。
ー以降、今後行かれる人の参考になればと思い、気付いたことをツラツラと書いていくー
・気温以上に寒く感じた。元々山登りなので体感温度が予報よりずっと下がるのは分かっていたが、序盤にかなり汗をかいてしまったせいで、その汗が冷たくなり、余計寒く感じた。カイロを服の裏に貼って対応したけど、あまり効果がなかった。
・石畳でできた急な登り坂や下り坂が多く、雨が降ったあとだととても滑りやすいと思う。正直雨が降っている日は一日延期しても良いのではないだろうか。
例えば、このような急な坂では、ポールがあっても滑り止めが効きにくい(YAMAPで注意書きがある部分の写真を写している)。
他にもいくつかかなり滑りやすく危なそうな場所があったため、十分注意されたし。
・柳水庵、一本杉庵など休憩所こそ結構あるもののあくまで一時滞在用、言い換えれば、ただ座るための場所に過ぎない。
したがって、様々なブログで紹介されていることかと思うが、必ず十分な水分、食料を事前に用意した上で登り始めるべきである。
藤井寺の自販機から焼山寺の自販機まで、水分を供給できる場所はほぼない。実のところ湧水をゲットできるスポットがいくつかあるらしく、一応らしいものは二箇所ほど見つけたが、正直水質が怖くて飲めなかった(遍路道を進んでたら普通に見つけられる)。僕は無謀にも500 mlのペットボトル1本で行き、行程の半分くらい来たところで完全になくなり、かなり辛かった。冬だったためまだ耐えたが、夏場は絶対に耐えない。
・焼山寺頂上でうどんが食べられるかどうかについてだが、やっぱり食べられなかった。売店が閉店していた。こうなると、食料関係はよりシビアであり、藤井寺を出発してから焼山寺を参拝し、下山し、宿等につくまで約7、8時間程度何も口にできないことになる。僕はラムネで誤魔化したが、正直誤魔化せていたかは怪しい。途中飲食店はほぼない。すだち庵に宿泊される人ならまだマシかもしれないけど、それ以外の人は大変だと思う。