遍路2日目は6番安楽寺から11番藤井寺までの21kmを歩く予定。この先は遍路転がしと言われる難所の手前である。今日は休憩日として流すことにした。
・7時15分
安楽寺の通夜堂から完全撤収。もう少し撤収作業を素早くする必要があると感じた。
一応昨晩は9℃だったようだが、寒さをほぼ感じなかった。アウターシュラフ、インナーシュラフを使うことで中はかなり暖かかった(なんなら暑かった)。
しかし、野宿の後のシュラフは結露によりやや重くなる。こういう想定外のことでどんどん荷物が重くなるので、荷造りする際は、やはり極限まで軽くすべきであると強く感じる。
ここからどんどん寒くなるので、今後も野宿の感想を書いていく予定である。今日は野宿じゃないんだけどね、、。
・7時45分
7番十楽寺着。この辺りは特に語るべきところはない。ここの宿坊はホテル並みに綺麗ならしい。
・9時30分頃
8番熊谷寺着。コンビニに途中寄ったりしているため、実際もっと早く着くと思う。
ここで、5回通し打ちをしているベテラン遍路さんと遭遇。たまたま落とし物の手袋を拾ったきっかけで色々情報を教えてもらった。
・足のマメ対策にはprotect J1 という皮膚保護クリームを塗るのが良い模様。
・野宿で回られているそうだが、水なしで16.2 kgのザックを担いて歩かれていた。ストーブやコンロ等も持参されており、完全野宿のみだとこれくらい必要だそう。この重量の装備で既に4回も回っているというのだから驚きである。9kg前後の荷物でも重いと思っていたため、素直にすごいと思った。
・44、45番の道乗りは特に標高が高く、相当寒いため、今後野宿は大変かもしれない。
また、もう1人、区切りうちをされているお遍路さんとお話する機会があった。遍路転がしについて伺ったら、全然大丈夫だから心配しなくていいよと励ましていただいた。
・10時
9番法輪寺着。ここもほぼ語るべきことはない。ただ、納経場の左隣の休憩所に、電源プラグ(延長コード)を見つけた。盗電かなと思い、充電を避けたが、緊急事態の場合、使えるかもしれない。
・11時15分頃
10番切幡寺着。ここは、山門を潜ってからが本当の勝負である。門をくぐると、目の前には『是より333段』の標識。
これがかなり疲れた。
あるとわかっていると大したことないのだろうが、知らないときつい。
とりあえず、参拝諸々終えて次にいく。
ここから藤井寺までは10 km弱の長丁場。途中、あちこちに看板があった八幡うどん亭にお邪魔した。本当にあらゆる場所にあった。気にならない方が無理だ。
料理の写真を撮り忘れるという失態を犯した。ごめんなさい、、八幡うどん(902 円)をいただいた。具たくさんでボリュームも十分だった。美味しかった。現金払いのみなので注意されたし。
さて、切幡寺から藤井寺へ向かう道は、非常に気持ちよく、見渡す限り何もないこんな景色は遍路ならではだろう。
この時点で13時前後、このままではあまりに早く着きすぎるので、鴨島駅周辺で時間を潰すこととした。ちなみに明日行く焼山寺は、一度登り始めると食料は全く手に入らなさそうだ。
下調べの段階で、焼山寺でうどんをいただけることもあるらしいことは調査済みだが、食べられなかった人もいるらしいので、ここで調達すべきと判断し、ラ・ムー鴨島店で今晩、明日の夕食および軽食、明日用のラムネを購入した。札幌より遥かに安いのはなんでや。地方の方が高いんちゃうんか。安かった。素晴らしい。
スーパーを出ると近くにマクドナルドがあることがわかったので、40分ほど休憩、藤井寺に向かった。途中、鴨の湯という温泉があった。野宿者必見の遍路施設ドットコムに記載なし・こちらのサイト(http://mititabi.com/2022-10-13/25476/)にて記載あり。20時まで営業している模様。
・15時50分頃
藤井寺到着。16時20分頃、お宿イレブン(簡易朝食付き、夕食なしで4000円)に到着。ドミトリー形式だが、非常に居心地がいい。管理人から遍路のおすすめスポットなど様々なアドバイスをいただけた。一応忘れないように箇条書きにしておく。
・地図は黄色の冊子ではなく、英語の方がいい。縮尺がバラバラで、普通の地図であれば常に北が上になるように地図が掲載されるが、日本語版では方角がバラバラだそう。
・Henro Helperというアプリを勧められた。説明を受けた感じ、自分の使っているYamapと役割は同じ?な気がした(ごめんなさい曖昧です)。
・寺の境内内部のマップと寺の解説が一覧として載っているサイトを紹介してもらった。寺で休憩がてら眺めてみようかな。
・舎心ヶ岳からの景色が素晴らしく、太平洋まで見えるそう。21番太龍寺の近くにある。
・87番から88番の間に前山お遍路交流サロンというのがあり、歩き遍路の証明書を発行してくれるらしい。
まだ行ってないため、不確定情報も多い。後ほど更新する。
ひとまず、今日はここまでとする。